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まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活动についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお运びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副馆长?管理人
沢田明宏

【第228回】今年の「まなびの森」はチョッと変...

2024年 6月30日

 毎年、5月末~6月初めに可爱らしい花を咲かせるサラサドウダンが今年は一轮も花を咲かせません。この「まなびの森」に赴任して6年目になりますが、こんなことは初めてです。
 さらに、毎年秋に発生するハタケシメジやアカモミタケが6月に発生しました。今年は3月、4月が暑いくらいに気温が高く感じる日が多く、それに比べ5月は気温が低く感じる日が多かったので、キノコたちが秋になった勘违いしたのかもしれません。
 そんな中、エゴノキやウツギの白い花が沢山咲き、あたりに甘い薫りを漂わせています。また、サンショウバラが大きなピンクの花をつけ、そこにマルハナバチなどが多く集まって蜜を吸っています。
 モリアオガエルがヌタ场や小さな水溜まりを目ざとく见つけてはセッセと泡に包まれた卵块を产み落としています。
 ある日、建物の脇の地面でジッとして动かない青い小鸟がいました。ケガでもしているのかと心配になって近づいて良く见るとコルリでした。どうやら、ガラス窓にぶつかって軽い脳震盪を起したようです。しばらくすると、元気に飞び立っていきました。
 林床に白いツバキのような花がボトリ、ボトリと落ちているので近くにヒコサンヒメシャラが花を咲かせているのは良くわかります。でも、高い位置に咲くので咲いている花を见ることはほとんどありません。たまたま、见廻していると手の届くところに一轮咲いていましたので、急いでパチリと写真に纳めました。
 今年の梅雨は雨の少なくカラ梅雨気味です。それでも、着実に夏に向かって季节は进んでいきます。

  • エゴノキの花は下向きに沢山咲きます 蕾は纺锤形

  • サンショウバラはフォッサマグナ地帯の代表的植物

  • 毎年、秋に発生するハタケシメジが6月に

  • 同じく秋のキノコ、アカモミタケが発生しました

  • 自然体験教室の子どもたちがガイドの话に闻き入ってます

  • 产卵を控えているモリアオガエル ※この写真は「まなびの森」とは别の场所で撮影

  • 「まなびの森」の小さな水场にモリアオガエルの泡卵块が产み落とされてました

  • ヌタ场の水际にアナグマの粪が…

  • コルリがフォレストアークのガラス窓にぶつかって軽い脳震盪を起してしばらく动けません

  • エゾハルゼミの1㎝ほどの小さな抜け殻

  • 地面に埋もれた古いホオノキの実から発生するホソツクシダケ

  • タンナサワフタギの小さな白い花が満开に

  • 珍しく手の届く高さで开花したヒコサンヒメシャラの花

【第227回】森はだんだん深い緑に

2024年 5月31日

 清々しい青空を背景に新緑が美しい季节になりました。木洩れ日をとおしてみた风景を眺めていると、身体が緑色に染まっていくような错覚を覚えます。これはまさに森のマイナスイオンが身体に取り込まれている証拠かもしれません。
 叶緑素を持たない寄生植物であるギンリョウソウ(银竜草)が小さな群落をつくって花を咲かせています。まるで、银色のタツノオトシゴが群れているように见えます。名前は「银色の竜のような草」と言うことで、辰年の年男ならぬ、「年草」とも言えます。
 日当たりの良い林縁にはヤブウツギが沢山生えていて、この时季深红の花を沢山咲かせます。惜しむらくは、花の命が短いことです。特に、雨に打たれてしまうととたんに萎れてしまいます。同じスイカズラ科のツクバネウツギは花の根元に羽根衝きの「衝く羽根」が见られることから付いた名前です。
 林床に黒っぽい羽根がまとまって沢山落ちています。これはキジバトが捕食者である猛禽类(恐らくは、タカの仲间)に捕えられたのです。捕えられ、その场で羽根をむしられてタカのヒナが待つ巣へと持ち帰った証拠です。
 5月になって今年の自然体験教室が始まりました。富士宫市の小学生を中心にたくさんの子どもたちがやって来て、自然の豊かさと大切さ、不思议な一面など五感を使って学んでいく场となっています。
 ゴールデンウィークの最终日に野鸟の会南富士支部による鸟獣生息调査が行われました。1年に4回(5月と6月の夏鸟シーズン、1月と2月の冬鸟シーズン)モニタリング调査を委託しており、今年で25年目になります。この时季は树々の叶が生い茂るので、啼き声は沢山しても、鸟の姿を见かけることは多くないです。しかし、今回の调査では珍しくアオバト、シメ、ミソサザイ、キビタキ、カケスなど割りと多くの鸟を见かけることができました。

  • 新緑の森から见える青空はなんとも美しい

  • 新緑の中を歩いていると身体が黄緑色に染まりそうです

  • 春を代表する草花の1つ、ニリンソウ

  • 叶緑素を持たない寄生植物のギンリョウソウ(银竜草) 辰年の今年にはピッタリな花です

  • ミヤマザクラは一般的なサクラとは少し趣きが违います

  • 深红の花をつけるヤブウツギ たくさんの花をつけるので辺りが赤く染まります

  • 森の中に鸟の羽根が散乱して…

  • どうも、キジバトの羽根のようです ここで捕食されたらしい

  • ツクバネウツギの花の付根には名前の由来である羽子板で「衝く羽根」があります

  • 春先に咲くオオイヌノフグリによく似たヤマクワガタ

  • 日差しを受けて树の干に生えているコケが大変美しい

  • 大规模な小学校の自然体験教室

  • 枝にとまっているアオバト

  • 大きな嘴をもつシメは眼つきが鋭く、嘴の色が春~夏は铅色になる

  • 小さな躰のミソサザイが悬命に啼いてます
    ※野鸟の写真はいずれも「野鸟の会」会员の望月さんのご厚意で提供していただきました

【第226回】百花繚乱のにぎわい

2024年 4月30日

 3月后半から暖かい日が続き、遅れていたマメザクラも4月10日过ぎに咲きはじめました。少し耻ずかしそうに下向きに咲くマメザクラは富士箱根のフォッサマグナ地域特有のサクラで、地元ではフジザクラの爱称もあります。开花から10日ほど过ぎると満开に近くなり、ほかの草花も次々と咲き竞います。
 クスノキの仲间のアブラチャンが黄色い花をつけ、カエデの仲间も花を咲かせています。林床ではフデリンドウやセントウソウ、タニギキョウ、トウゴクサバノオなどなど。春の森は花盛りとなっています。
 寄生植物のヤマウツボもあちこちで花を咲かせています。海にいる狞猛な鱼のウツボからつけられた訳ではありません。昔の骑马武者が矢を入れておく道具である靭(うつぼ)から来た名前です。
 暖かな阳に诱われるようにアズマヒキガエルのメスがオスを背负って产卵场所に向かっています。水场が限られている富士山麓でカエルが产卵する场所を探すのは大変でしょう。
 木の根元に木屑がいっぱい散乱しているので见上げると干の一部が枯れていて、そこをキツツキが潜んでいる虫を探したのでしょう。大小の穴が沢山开いていました。
 春のキノコの代表选手はやはりアミガサタケ。特に、ヨーロッパではモレル、モリーユなどと呼ばれ优良食菌として有名です。和名は编み笠状の头の形から来ています。森で见つけたのはキノコの头部がボール状になったアミガサタケの仲间で、その名もマルアミガサタケ。「名は体を表す」そのものです。
 まるで枯れ枝にお菓子のグミを乗せたようなキノコも见つかります。キクラゲの仲间のタマキクラゲです。こちらも形そのままの名前です。
 春の森は见どころ満点、まさに百花繚乱です。

  • 4月10日过ぎにマメザクラがようやく开花

  • 富士山とマメザクラが美しさを竞い合っています

  • アブラチャンの花

  • アズマヒキガエルのメスがオスを背负って产卵に向かっています

  • ヌタ场の水溜まり ヤマアカガエルのオタマジャクシがウヨウヨいる中にアズマヒキガエルのチューブ状の卵块もある

  • 蕾の様子が「笔」の穂先のようなフデリンドウ

  • フデリンドウが阳を浴びて花弁を开かせました

  • 小さな花を沢山つけるセントウソウは野に咲く线香花火のようです

  • 寄生植物のヤマウツボが沢山咲いています 鱼のウツボではなく、骑马武者が矢を入れておく道具である「靭(うつぼ)」から命名

  • 白いケマルバスミレの群落 名前は、毛の生えた丸い叶のスミレ

  • 木の根元に沢山の木屑が散乱しています

  • 见上げるとキツツキが饵となる虫を探して、干の枯れた部分に沢山の穴が开いていました

  • アミガサタケの仲间で形が丸いボール状、マルアミガサタケ

  • 枯れ枝にグミ? いえいえ、これはキクラゲの仲间で、その名もタマキクラゲ

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