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まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活动についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお运びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副馆长?管理人
沢田明宏

【第180回】树々の緑が深く浓くなりました

2020年 6月30日

■6月管理人日记

 今年は梅雨入りが少し遅めでした。それでも、树々は着実に例年通り花を咲かせていき、緑阴はどんどん深くなっています。
 モリアオガエルが「フォレストアーク」に姿を见せた翌日には雨水桝の中で泡卵块を产みました。メスが小柄なオスを背中におんぶして产卵するのですが、粘液を足で掻き混ぜて泡状にするらしいです。一度、その様子を见たいと思っていたところ、ついにその日が访れました。メスの背中になんとオスが2匹负ぶさり、しきりに后ろ足で泡を掻き混ぜているシーンでした。ただ、その场所は「フォレストアーク」の周囲の侧沟のグレーチング(鉄の格子)の下でしたので、まるで牢屋の中で产卵しているようにしか见えず、「栄え」ない写真となってしまいました。今年は「フォレストアーク」周囲で合计8个の卵块を产卵しました。その卵块から孵化したオタマジャクシが侧沟や雨水枡の中で元気に泳いでいます。
 ある日、森の中で灰色の羽根が散乱しているのに出会いました。鸟に详しい方に闻くと、オオタカに袭われたキジバトの羽根だろうとのこと。仕留めたその场で羽根を嘴で毟り、巣にいるヒナの饵として运んだのだろうと想像されます。自然界の中で生き物が生き抜いていくため日々繰り返されている过酷な生存竞争の1场面を垣间见たようで、とても感慨深いです。その日はもう一つドラマがありました。草丛をゴソゴソと音がするので目を遣るとずんぐりした茶色のヒナが3羽走っていき、それとは逆方向にウズラより大きなずんぐりした茶色の鸟が走っていきました。そして、反対方向からドドドっとホロ打ちの音が闻こえてきました。ヤマドリの亲子と遭遇したのです。母鸟はヒナを守ろうと自分が别方向へ逃げて敌(人间)の注意を惹き、父鸟は威吓と注意を惹くためにホロ打ちをしていたのです。ヒナを必死で守ろうとする両亲の爱をまざまざと见せられました。
 昨年はほとんど开花しなかったエゴノキが今年は无数の白い清楚な花を咲かせました。余りにも沢山の花を付けているので、少し大げさに言えばエゴノキ全体が白く见えるほどです。秋には沢山の実を付けるので、ヤマガラなどの小鸟たちがきっと大喜びすることでしょう。
 梅雨空の下、今年度2回目の鸟獣生息调査が「日本野鸟の会南富士支部」の皆さんにより行われました。雨こそ降らなかったもののドンヨリとした天気で鸟の啼き声や姿は例年より少ない印象でした。
 また、毎年植生调査をしていただいている东京农工大の吉川准教授の研究室の学生さん二人が卒论のテーマとして「まなびの森」での生态调査を决められ、今月下旬からその调査が始まりました。
 「まなびの森」もまもなく夏を迎えようとしています。

  • 蕾は浓い赤で、开花するとピンク色に サンショウバラ

  • モリアオガエルがフォレストアークにも姿を见せました

  • そして、雨水桝に大きな泡卵块を产み付けていきました

  • 侧沟グレーチングで产卵中のモリアオガエル

  • 孵化したモリアオガエルのオタマジャクシ

  • キジバトの羽根が散乱していました

  • 无数の花をつけたエゴノキ

  • エゴノキの花、白い清楚な花

  • ランの仲间、黄緑色の花のクモキリソウ

  • 今年度2回目の鸟獣生息调査

  • 农工大生の卒论生态调査「ツル植物の巻き付きについて」

【第179回】新緑が目に眩しいほど

2020年 5月31日

■5月管理人日记

 サラサドウダンが鲜やかに开花しました。开花して数日経つと縁取りの红色がクッキリしてきます。清楚な白い花を一株に一轮だけ咲かせるヤマシャクヤクは「美人薄命」の譬えどおり花の命が1~2日と短いです。
 今年の5月は去年より雨が多く、その為雨上がりの木漏れ日やコケの美しさは格别です。
 ゴマギやナナカマド(7回カマドにくべても燃え尽きないほど薪として长持ちする、と言うのが名前の由来)、ホオノキの白い花たちに交じって、ヤブウツギが红色の花を沢山つけています。そのヤブウツギには蜜をもとめて沢山の蜂たちが寄ってきます。
 シカやイノシシがヌタ场(动物が体に付いたダニなどの寄生虫や汚れを落とすためにドロ浴びをする场所)に使ったところが水溜まりとなった部分に差し出ている枝にモリアオガエルの泡卵块を产みました。泡の中で卵が孵化してオタマジャクシが水溜りに落ちて成长していくと言う奇妙な生态をもつモリアオガエルですが、川がなく、水场がほとんど见つからない富士山で一体カエルはどうやって生活、繁殖しているのかと不思议でなりません。
 例年、自然体験教室が开かれる时期になっていますが、今年はご多分に漏れずすべて延期となっています。その中、年に3回行われている踏圧调査の1回目がありました。
 さて、来月はサンショウバラが咲くでしょう。どうぞ写真を楽しみにしていてください。

  • 个人的に一押しの花、サラサドウダン

  • 清楚なイメージで短命な花、ヤマシャクヤク

  • イタヤカエデの若叶、正に「蛙手:カエデ」です

  • カエデの仲间のチドリノキの木漏れ日

  • そのチドリノキの花

  • 雨に打たれて一休みしているウスバシロチョウ

  • 雨上りの苔むした「まなびの森の长老」シナノキ

  • 叶っぱはゴマの香りを持つゴマギの花は甘い薫り

  • ナナカマドの花、同じ白い花でもこちらのにおいはイマイチです

  • 叶っぱも大きいが花も大きいホオノキ

  • 白い花が多いこの季节、红色が美しいヤブウツギの花

  • モリアオガエルの泡卵块、この中でオタマジャクシに孵ります

  • ホールアースによる踏圧调査のようす

【第178回】桜の开花

2020年 4月30日

■4月管理人日记

 マメザクラが开花しました。例年より気温が高めだったこともあり、昨年と比べて15日も早い开花となり、2週间ほどして満开となりました。ヤマネコヤナギ(和名はバッコヤナギですが、私はこの别名の方がなんとなく好きです)の白いモフモフの花も可爱らしいです。
 林床ではコガネネコノメソウやフデリンドウ、スミレ、ヤマエンゴサクなどがひっそりと咲いています。
 ゴマギやバイケイソウが一番に新芽を萌えはじめました。
 ゴマギはガマズミの仲间で、叶っぱを揉むとイリゴマのような匂いがします(ゴムの臭いと表现する人もいます)。この匂いのために、シカの食害がほとんど见られません。
 バイケイソウは强いアルカロイド毒をもつ多年草です。若芽が山菜として有名なオオバギボウシ(别名:ウルイ)やギョウジャニンニクに似ているため、毎年误食による中毒(下痢、呕吐をおこし、重症の场合は死に至ることも)がおきている要注意植物です。毒があるのでシカが食べないため「まなびの森」でも増えている植物の一つです。シカが食べない、イコール増加倾向にある植物、は今や日本の各地で见られる现象です。
 シジュウカラやヤマガラ、ヒガラなどのカラ类のさえずりは賑やかさを増し、ウグイスや姿が似ていて「チヨチヨビーィ」と啼くセンダイムシクイの鸣き声も加わって春が真っ盛りなようすです。
 来月にはいよいよ私の一押しの花、サラサドウダンが咲くでしょう。写真を乞うご期待。

  • 満开になったマメザクラの花

  • 白い富士山との共演

  • バッコヤナギ(别名:ヤマネコヤナギ)は富士山と白さの竞演

  • 林床にひっそりと咲くコガネネコノメソウの花

  • フデリンドウの爱らしい姿

  • オオバギボウシと间违われるバイケイソウ(有毒)

  • バイケイソウの大群落

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