自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活动についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお运びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副馆长?管理人
沢田明宏
■6月管理人日记
束の间の梅雨の晴れ间にホオノキやハンショウヅル、サンショウバラが例年通り鲜やかに花を咲かせています。
ホオノキは花の直径が30㎝にもなる大きな白い花で、辺りに浓厚な薫りを振りまいています。例年、背の高いホオノキの上の方に花を咲かせますが、今年はなぜか低い位置に咲いたものを何度か见かけました。ハンショウヅルはツル性の木で、下向きに咲くつり鐘形の红紫色の花を「半鐘」に譬えた名前です。花の形は全く违いますが、5~6月に咲く园芸品种のクレマチスやテッセンと同じ仲间です。サンショウバラは大きなピンク色の一重の花を沢山つけ、朝からマルハナバチなどがたくさん集まってきて吸蜜するので辺りがブンブン、ブーンという羽音で賑やかです。
晴れた日には深い緑の森の中でエゾハルゼミが鸣きはじめ、巣立ちを终えたばかりのシジュウカラやヤマガラのヒナが亲鸟に饵をねだる少し幼い啼き声も闻かれます。
湿気を帯びた森の中では、古い倒木に毎年のようにオレンジ色の色鲜やかなマスタケが生えてきます。ある日気が付くと倒木にオレンジ色の块がくっついているので、远目にも良くわかります。また、别の倒木にはヒラタケも生えてきます。
ヒメシャラの花も咲きはじめましたが、树のてっぺんに咲くので地面に落ちてきた花弁でしかわかりません。その中でも二廻りも大きな花があります。こちらも5m以上の高さに咲くので落ち花しか写真に撮れません。ヒコサンヒメシャラです。干に黒い縞模様の线が入っていることで「ヒコサン」だとわかります。
森の中に茶色いアスパラガスのようなものが生えています。ツチアケビの花芽です。来月にはその花をご绍介できるでしょう。
スイカズラとウツギが咲くころには6月も终わりに近づいています。スイカズラは花の根元に蜜が沢山あり、吸うと甘いことから付いた名前と言う説もあります。スイカズラは咲きはじめは白い花ですが、日にちが経つとだんだん黄色っぽくなってきます。そのため、「金银花」と言う别名があります。ウツギは林縁に沢山生えており、近くを歩くだけでとても良い薫りがしています。
木の杭に小さなハチが自分の尻尾を差し込んでいます。オナガバチが杭の中にいる虫、恐らくカミキリムシの幼虫に卵を产み付けているのだそうです。杭の中にいる虫の场所を触角で感知するのでしょうが、素晴らしい感知能力ではありませんか。自然の中にはまだまだ不思议がいっぱいあります。
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30㎝以上ある大きな花を咲かせるホオノキはモクレンの仲间です
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ハンショウヅルの赤紫色の花
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マルハナバチが吸密しているサンショウバラ
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毎年见かけるオレンジ色が目を引くマスタケ
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古い倒木に沢山のヒラタケが発生
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ヒメシャラより二廻り大きなヒコサンヒメシャラの花
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ヒコサンヒメシャラの干には黒っぽい縞模様がある
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森の中に茶色いアスパラガス? ツチアケビです
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咲きはじめは白いが段々黄色くなるスイカズラの花
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スイカズラのアップ画像
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ウツギが満开に
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オナガバチの仲间が丸太杭にいる虫に产卵している
■5月管理人日记
例年であれば五月晴れの爽やかな天気が続く5月ですが、今年は3週间も早く5月半ばに梅雨入りとなりました。10日间ほどシトシト、ザァーザァーと梅雨空が続きました。
そのお荫で、新緑は一気に浓い緑となり、森は夏の様相となりました。晴れた日には木洩れ日はまるで緑のシャワーが降っているようで、とてもリラックスできます。身体じゅうが緑色に染まるのではないかと思われるくらいです。
ミヤマザクラやナナカマド、カマツカなどが白い花を咲かせています。みんなバラ科の树木で、梅鉢の5弁の花びらはお互いよく似ています。林床にはマムシグサの仲间としては少し変わったギザギザの叶形をしたユモトマムシグサやギンランをみかけます。
サワシバは长细いホップのような実を付け、チドリノキはカエデの仲间と判る実を付けています。この二つの树木は分类上まったく违いますが、叶形は非常によく似ています。叶っぱを1枚だけ见てもほとんど见分けがつきません。叶が互生になっているのがサワシバで、叶が対生なのがチドリノキです。チドリノキはよく知られている所谓モミジとはまったく违う特徴のない叶形ですが、カエデ类としては変わった形をしています。
森の中のシカやイノシシのヌタ场は雨が降ると大きな水溜りになります。その上に张り出した枝にモリアオガエルが产卵をしました。15㎝ほどの泡の块です。
コロナ祸が続いていますが、感染予防に细心の注意を払いながら今年も小中学生対象の自然体験教室「森林(もり)づくり学习」プログラムが始まりました。そのプログラムが安全?安心に実施できるようにと先月、「まじぇる会」の皆さんに手伝っていただいて设置した「スズメバチトラップ」が何者かに袭撃、破壊されてしまいました。「まなびの森」の中に28个仕掛けたのですが、その内7~8个が壊され、中には地面に叩き落とされたものもあります。スズメバチ诱因のために入れた液体(日本酒と砂糖、酢の混合液)の甘酸っぱい匂いに诱われたのでしょうか。犯人はテンかハクビシンではないかと思われます。
5月も终わりに近づき、私の大好きなサラサドウダンがかわいらしい花を沢山咲かせ、森に可怜な彩をそえています。
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青空に新緑が映えます
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自生サクラ10种の1つ、ミヤマザクラ
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秋には美しく红叶するナナカマド
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枝や干が固いことで名前が付いたカマツカ
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ミズナラの叶形に似ているユモトマムシグサ
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少し珍しいギンラン
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サワシバとその実(ホップの実に似ている)
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サワシバと似た叶っぱのチドリノキはカエデの仲间
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ヌタ场の水溜まりにモリアオガエルが卵块を产卵
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そのアップ画像
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若いシカと遭遇、その距离仅かに10尘ほど
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今年も始まった自然体験教室「森林(もり)づくり学习」プログラム
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仕掛けたスズメバチトラップが小动物(テンかハクビシン)に袭撃?破壊されました
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大好きなサラサドウダンの花
■4月管理人日记
暖かい3月から4月に入り、例年より2~3週间早くマメザクラが开花しました。花も叶も小さい、富士箱根地域に见られる在来野生のサクラです。日本には10种类の在来野生サクラが知られています。ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラ(2018年に新种として登録)、以上9种とマメザクラで10种です。
サクラは自然交配や人工交配が起きやすい种类のようです。また、同じ种类の中でも変化が生まれやすいです。マメザクラ1つをとっても、少し大きな花を付けるもの、花の色が淡いピンク~浓いピンクと树々によっては変化が见られます。中には白っぽい花で、緑色がかって见えるマメザクラもあります。
森の中でパートナーを求めてシュジュウカラやヤマガラが啼き交わし、メジロのつがいが仲良くマメザクラの花の蜜を吸っていたり、キツツキの仲间のアカゲラやコゲラが树の干を突いてエサの虫を探したり。野鸟たちが非常に活発に活动しています。
去年は森じゅうのブナが沢山结実しました。前にもお伝えしましたが、ブナは数年に1回一斉に沢山の実を付けて子孙を残そうとします。ブナの実は美味しいので、リスやネズミ、イノシシなど沢山の野生动物の大切な食粮となります。しかし、大量に结実することで食べ尽くされることなく、子孙を残すことができます。数年に1回、一斉に。ブナの树はいったいどうやってその时を决めているのでしょうか。ブナの森の不思议の1つです。そのブナのかわいらしい実生が今年は沢山见られます。正に『ブナの大量结実作戦』大成功と言うことになります。
5月から恒例の小中学生対象の自然体験教室が始まります。2006年から始めた社会贡献活動の1つですが、それを前に子どもたちの安全を確保する意味で『スズメバチトラップ』を設置します。「まなびの森」の常連となっている『まじぇる会』の皆さんに手伝っていただき、遊歩道沿いの倒木の近くなどスズメバチが巣を作りそうな場所にトラップを仕掛けていきます。去年設置のトラップは回収して中身を確認するのですが、中には100匹もスズメバチが入っているトラップもありました。
さて、最后にご绍介するのはエイザンスミレ。ちょっと変わった深い切れ込みの叶が特徴的なスミレです。名前の由来は「京都の比叡山で见つかったから」と言うことらしいですが、比叡山以外でもあちこちで见かけます。
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蕾が赤みを帯びて开花が近づくマメザクラ
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七分咲きとなったマメザクラの背景は富士山
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フォレストアークを背景に咲くマメザクラ
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大きめの花を付けるマメザクラがあり
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白っぽく、少し緑がかって见えるマメザクラも
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かわいらしい花を付けるミヤマウグイスカグラ
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ブナの芽生え
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1ヶ月ほど早いモミジイチゴの开花
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自然体験教室の始まる前に『スズメバチトラップ』を设置
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回収した去年の『スズメバチトラップ』の中身
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スズメバチだけを并べてみると、1ヶ所でなんと100匹も
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深い切れ込みの独特の叶をもつエイザンスミレ





























