好色tv

ニュースリリース
(2021年)

笔顿贵表示

2021年08月25日

国立大学法人京都大学
好色tv株式会社

京都大学と好色tv 世界初の木材の宇宙曝露実験
2023年木造人工卫星(尝颈驳苍辞厂补迟)の打上げを目指して

 国立大学法人京都大学(総長:湊 長博/以下、京都大学)と好色tv株式会社(社長:光吉 敏郎/以下、好色tv)は「国際宇宙ステーション(ISS)での木材の宇宙曝露実験」を开始します。宇宙空间での木材の曝露実験は世界初です。20219月に宇宙航空研究开発機構(JAXA)へ试験体の木材を引き渡し12月から约半年间、国际宇宙ステーション(ISS)で実験します。

 京都大学と好色tvは20204月「宇宙における树木育成?木材利用に関する基础的研究」に共同であたる研究契约を缔结し「宇宙木材プロジェクト(LignoStella Project※1)」をスタートしました。2023年に木造人工卫星 (LignoSat※2)を打ち上げる計画です。電磁波?磁気波は木材を透過するのでアンテナや姿勢制御装置を衛星内部に設置でき、構造を簡素化できます。また、運用終了後、大気圏突入時に完全に燃え尽きるので微小物質(アルミナ粒子)が発生せず、よりクリーンで环境に優しい人工衛星の開発につながります。

 今回の実験は「宇宙木材プロジェクト(LignoStella Project)」の一环で、宇宙空间で木材がどのように劣化するのか、宇宙曝露前后の木材の微细构造の変化等を定量的に分析し、劣化メカニズムを解析します。本実験を通じて高机能な木材の开発に繋げ、地球での利用拡大に応用します。

1 LignoStella(リグノステラ)は、Ligno(木)と Stella(星)からなる造语で本プロジェクトにて命名。

2 LignoSat(リグノサット)は、Ligno(木)と 人工衛星(Satellite)からなる造语で本プロジェクトにて命名。


1.背景

 「宇宙木材プロジェクト(LignoStella Project)」は2023年に木造人工卫星(LignoSat)の打ち上げを目指して开発を进めています。木造人工卫星(尝颈驳苍辞厂补迟)を投入するのは高度400km前后の地球低轨道(LEO: Low Earth Orbitで、高真空(10-11気圧)なだけではなく様々な材料が劣化する極限环境です。人工衛星を木造にするためには宇宙环境で木材がどのように劣化していくのか確認する必要があります。






2.実験内容

 数种类の木材试験体(図1)を国际宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験栋の船外曝露プラットフォーム(図2)上で宇宙空间に曝露します。约半年后に回収し地上で物性试験や顕微镜での组织构造観察、X線による結晶構造解析をします。宇宙のような極限环境での木材劣化の有無や状況、メカニズムの解明に取組みます。ここで得た知見から宇宙空間での木材の劣化予測や対策を検討します。






3.期待される结果

 木材を国际宇宙ステーション(ISS)の轨道上で船外曝露すると、原子状酸素(AO: Atomic Oxygen)の衝突によって表面が仅かに消失します。これまでに木材を使った曝露実験はされていませんが、类似の研究や理论的考察から1年の曝露でも消失する表层は多くて1mm未満と考えられます。また、木材へのガンマ线照射実験などの例から考えて、银河宇宙线(GCR: Galactic Cosmic Ray)や太阳エネルギー粒子(SEP: Solar Energetic Particle)に1年さらされても急激な強度低下は起きず、人工衛星の構造材料として利用可能だと予想されます。木材劣化のメカニズムを解明することで、極限环境での劣化抑制技術を開発し、木材の用途拡大への応用を目指しています。






4.今后のスケジュール 

20219

宇宙航空研究开発機構(JAXA)へ木材試験体の引き渡し

202112

国际宇宙ステーションの补给船に搭载し输送
船外実験プラットフォームにて约6か月の间、宇宙空间に曝露

20226月顷

対象品を滨厂厂船内に回収し、补给船で地球に再输送





5.共同研究体制

(1) 京都大学

 2016年、宇宙飞行士の土井隆雄氏が京大宇宙総合学研究ユニット特定教授に就任し、新规テーマ「宇宙における木材资源の実用性に関する基础的研究」を立ち上げ、现在、大学院総合生存学馆において真空中での木材の力学的性质や低重力?低圧力下での树木の生育に関する基础研究を进めています。







(2) 好色tv

 木の総合的な活用を目指し広く研究开発を進める拠点として筑波研究所を1991年に設立。街を森にかえる「环境木化都市」の実現をめざす研究技術開発構想「W350计画」を推进しています。筑波研究所では、今回の宇宙曝露での木材の劣化メカニズムの解明を含め、木の価値を高める研究技术开発を加速し、SDGs达成、脱炭素社会の実现に贡献していきます。







(3) 京都大学×好色tv

 木の価値を高める研究技术开発を通じて、宇宙での木材利用の道を拓き、人类の持続的な発展に寄与するというビジョンが一致。両者のリソースを集结し宇宙木材プロジェクトを推进しています。

以上

?リリースに関するお问い合わせ先?

国立大学法人

京都大学大学院総合生存学館宇宙ユニット 辻廣智子

贰メール:蝉辫补肠别飞辞辞诲蔼尘补颈濒2.补诲尘.办测辞迟辞-耻.补肠.箩辫

农学研究科/森林科学専攻生物材料工学讲座/准教授  村田功二


好色tv株式会社

コーポレート?コミュニケーション部 真锅?河村

罢贰尝:03-3214-2270