●わたしらしさを楽しむ家づくり
2021/02/26 公開

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1年を春夏秋冬の4つに分けたものを「四季」、24に分けたものを「二十四节気」、72に分けたものを「七十二候」といいます。
七十二候は细やかな自然の移ろいに目を向けた暦で、鸟や花、気象などの様子で季节を表现しているのが特徴。
この记事では、72ある候のうち春を表す第十候~第二十七候について解説します。
「二十四节気」は、太阳の高さが最も高くなる「夏至」と最も低くなる「冬至」、その中间にあって昼と夜の长さが等しくなる「春分」「秋分」を基点として、太阳の动きをもとに1年を24等分したもので、それぞれ约15日间です。
「七十二候」は、それをさらに「初候」「次候」「末候」に3等分した约5日间を表した暦。鸟や花、気象などの様子でそれぞれの季节が表现されており、农业や渔业、日々の生活の「目安」になってきました。
二十四节気の始まりは「立春」なので、七十二候の第一候もそこからはじまります。今回は「春分」から夏になる直前の「芒种」までの第十候~第二十七候についてご绍介します。
なお、二十四节気と七十二候の一覧は记事末尾をご覧ください。
昼の长さと夜の长さがほぼ同じ长さになる「春分日」。この日から约15日间、次の「清明」の前日までが二十四节気の「春分」にあたります。
「春分」の期间は、七十二候では第十候~第十二候にあたります。春らしい気候が安定する季节、花が咲き小动物が活発になる様子が表わされています。一つずつ见ていきましょう。

スズメが繁殖期を迎え、巣作りを始める顷。
田畑や人家のすぐそばに栖息するスズメは古くから日本人にとって身近な存在で、スズメの巣づくりは春を感じさせるものだったのでしょう。「雀の巣」「雀の子」は春の季语にもなっています。
春の阳気に诱われて、桜の花が开き始める顷。1981年~2010年の东京都の桜の开花日は3月25日で、まさに「暦通り」となっています。
季节の変わり目で大気が不安定になりやすく、远くで雷が鸣り始める顷。雷雨は、田畑にとっては「恵みの雨」。雷の放电现象によって空気中の酸素や窒素が雨に溶け込み、天然の肥料になるからだそうです。そう考えると、雷で暦を表したのも纳得がいきますね。
「春分日」をはじめとした春の行事について知りたい方は、こちらの记事をご覧ください。
>>四季を楽しむ暮らし ~春の歳時記~
暦の上では「晩春」にあたる时期。すっかり暖かくなった空気の中、鸟たちが伸び伸びと飞び回る季节です。

东南アジアなどで越冬したツバメが、日本に戻ってくる顷。玄鸟はツバメの别名です。春になったらやってくるので、「春告げ鸟」とも呼ばれています。ツバメは害虫を食べてくれる益鸟として、农家から大切にされました。
冬鸟の鸿雁(コウガン)が北へ帰って行く顷。鸿雁とは、渡り鸟の「ガン」のこと。冬を日本で过ごしたガンは、ツバメと入れ替わるようにシベリア方面に帰ります。
10月には再び日本へやってくるので、10月上旬には「鸿雁来(こうがんきたる)」という暦も。渡り鸟が规则正しくやって来てまた去っていく様子は、人々が季节を感じる目安になっていました。
空気が润い、雨の増える时期。冬の乾燥した空気から春の访れとともに水分量が増え、日差しも强くなってくるので、雨上がりには虹が出るようになります。
冬本番の间は姿を潜めていた虹が见え始めると、季节の移ろいを実感します。
様々な穀物をすくすくと育ててくれる雨の季节「穀雨」。暦にも植物に関连した言叶が并びます。

だんだんと暖かくなり、水辺の葭 (アシ) も芽を吹きはじめる頃。「アシ」はイネ科の多年草で「ヨシ」とも言います。水辺に広く自生し、葦簀(よしず)や茅葺屋根の屋根材などに使われる、生活には欠かせない植物でした。
霜が降りなくなり、苗が成长を始める顷。农家にとって作物を枯らす霜は大敌であるため、この候を新たな农作物を育て始める目安としていました。
晩春から初夏にかけて、大轮の花を咲かせるボタンが咲く顷。ボタンの花は、春の终わりと夏の访れを知らせます。
ちなみに、ボタンはその华やかな姿から、「百花の王」と称されています。
旧暦では4月からが「夏」。旧暦4月、新暦では5月5日顷が二十四节気の「立夏」で、春分と秋分のちょうど中间にあたります。
暦の上では夏でも、本格的な暑さはまだ访れません。青々とした新緑や賑やかな生き物が、目や耳を楽しませてくれる季节です。

繁殖期を迎えたカエルが鸣き始める顷。カエルは様々な国で縁起の良い生き物とされており、日本でも「玄関先でカエルが跳ねると幸运の前兆」だと言われています。
冬眠していたミミズが、地上に出てくる姿を见かけるようになる顷。ミミズは土の中を动いて耕し、土を食べてその粪が肥料となるなど、畑の土作りには欠かせない存在です。
竹笋(タケノコ)が生えてくる顷。现在日本で见られる主なタケノコは、江戸时代に日本に入ってきた「孟宗竹」と、细く竹细工などに使われる「真竹」があります。
「孟宗竹」は3~4月に、「真竹」は5~6月に生えてくるので、この暦のタケノコは「真竹」を指しているようです。成长の早いタケノコは、「すくすく育つ」という意味で子どものお祝い料理などに使われていました。
天気がよくなり、万物が成长をして満ち始める季节。春に种をまいた农作物たちが育ち始め、农家が満足する时期ともいわれています。暦の言叶にも、生命の息吹が感じられます。

カイコが盛んに桑の叶を食べ始める顷。养蚕をしている农家にとっては、カイコに食べさせるための桑の叶の収穫が日课となる季节です。养蚕は农家の生计を助けるもので、第二次世界大戦前までは、约4割の农家が养蚕に携わっていたそうです。
蚕が桑の叶を食べると雨が屋根を打つような大きな音がするので、この音も季节が巡ってきたことを感じさせるものだったのでしょう。
ベニバナが咲きほこる顷。化粧品の原料や染料として知られるベニバナには、源氏物语の登场人物名としても知られる「末摘花」の别名があります。
麦が熟して、収穫する顷。夏なのに「秋」が使われることに违和感があるかもしれませんが、ここでの秋は「実りの时期」の意味。麦の収穫期を「麦秋(ばくしゅう)」と言い、夏の季语にもなっています。
「芒(のぎ)」とは、イネ科の植物の穂先にある针のような毛の部分のこと。「芒种」とは稲や麦など、芒のある穀物の种まきをする时期という意味で、6月6日顷です。
现在では6月にはすでに田植が终わっていますが、昔は稲の苗を水苗代といって水田で育てていたため今よりも生育が遅く、田植えは6月に入ってから行うものでした。

カマキリが孵化する顷。カマキリは肉食性が强く害虫を駆除してくれるため、农业にとっては益虫。有机农法の一つとして「カマキリ农法」を取り入れているところもあるそうです。
ホタルが光り始める顷。かつては腐って蒸れた竹の根や草がホタルになると信じられていたため、ホタルには「朽草(くちくさ)」の别名があります。
ホタルは1週间前后の短い间だけ成虫として飞び回るため、季节を知らせる目安となっていました。
青々と大きく実った梅の実が、黄色く色付き熟し始める顷。黄色く熟した梅の収穫时期です。この时期に収穫された梅は梅干などに加工され、大切な保存食となっていました。
ちなみに、6月の雨を「梅雨」というのは、梅の実が熟する时期に降る雨だから。今も梅干しや梅酒作りといった「梅仕事」を初夏の楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。
「梅仕事」について気になる方は、ぜひこちらの记事も読んでみてくださいね。
>>くらしの歳时记「夏」~七夕やお盆など夏の季节行事の由来や起源~
七十二候の第十候~第二十七候には、寒く冷たい冬を乗り越え、春を迎えた生命の息吹が感じられる言叶が并んでいます。暦の言叶をヒントに気象や鸟、草花、虫たちに目を向けてみると、季节の移ろいをより豊かに感じられるかもしれません。

七十二候の暦とともに、日本の豊かな四季を感じられる設計とライフスタイルをご紹介する『The Forest BF』。季節のうつろいを楽しむ、ゆとりある暮らしをご提案します。


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二十四节気と七十二候の関係は、こちらの表をご覧ください。
| 二十四节気 | 七十二候 | |||
|---|---|---|---|---|
| 立春 | 东风解冻 | はるかぜ こおりをとく | 第一候 | 2月4日顷 |
| 黄鶯睍睆 | うぐいす なく | 第二候 | 2月9日顷 | |
| 鱼上氷 | うお こおりをいずる | 第叁候 | 2月14日顷 | |
| 雨水 | 土脉润起 | つちのしょう うるおいおこる | 第四候 | 2月18日顷 |
| 霞始靆 | かすみ はじめてたなびく | 第五候 | 2月23日顷 | |
| 草木萠动 | そうもく めばえいずる | 第六候 | 2月28日顷 | |
| 启蛰 | 蛰虫启戸 | すごもりのむし とをひらく | 第七候 | 3月5日顷 |
| 桃始笑 | もも はじめてさく | 第八候 | 3月10日顷 | |
| 菜虫化蝶 | なむし ちょうとなる | 第九候 | 3月15日顷 | |
| 春分 | 雀始巣 | すずめ はじめてすをくう | 第十候 | 3月20日顷 |
| 桜始开 | さくら はじめてひらく | 第十一候 | 3月25日顷 | |
| 雷乃発声 | かみなり すなわちこえをはっす | 第十二候 | 3月30日顷 | |
| 清明 | 玄鸟至 | つばめ きたる | 第十叁候 | 4月5日顷 |
| 鸿雁北 | こうがん かえる | 第十四候 | 4月10日顷 | |
| 虹始见 | にじ はじめてあらわる | 第十五候 | 4月15日顷 | |
| 穀雨 | 葭始生 | あし はじめてしょうず | 第十六候 | 4月20日顷 |
| 霜止出苗 | しもやんで なえいづる | 第十七候 | 4月25日顷 | |
| 牡丹华 | ぼたん はなさく | 第十八候 | 4月30日顷 | |
| 立夏 | 蛙始鸣 | かわず はじめてなく | 第十九候 | 5月5日顷 |
| 蚯蚓出 | みみず いずる | 第二十候 | 5月10日顷 | |
| 竹笋生 | たけのこ しょうず | 第二十一候 | 5月15日顷 | |
| 小満 | 蚕起食桑 | かいこおきて くわをはむ | 第二十二候 | 5月21日顷 |
| 红花栄 | べにはな さかう | 第二十叁候 | 5月26日顷 | |
| 麦秋至 | むぎのとき いたる | 第二十四候 | 5月31日顷 | |
| 芒种 | 螳螂生 | かまきり しょうず | 第二十五候 | 6月5日顷 |
| 腐草為蛍 | くされたるくさ ほたるとなる | 第二十六候 | 6月10日顷 | |
| 梅子黄 | うめのみ きばむ | 第二十七候 | 6月15日顷 | |
| 夏至 | 乃东枯 | なつかれくさ かるる | 第二十八候 | 6月21日顷 |
| 菖蒲华 | あやめ はなさく | 第二十九候 | 6月26日顷 | |
| 半夏生 | はんげ しょうず | 第叁十候 | 7月1日顷 | |
| 小暑 | 温风至 | あつかぜ いたる | 第叁十一候 | 7月7日顷 |
| 莲始开 | はす はじめてひらく | 第叁十二候 | 7月12日顷 | |
| 鹰乃学习 | たか すなわちわざをならう | 第叁十叁候 | 7月17日顷 | |
| 大暑 | 桐始结花 | きり はじめてはなをむすぶ | 第叁十四候 | 7月23日顷 |
| 土润溽暑 | つち うるおうてむしあつし | 第叁十五候 | 7月28日顷 | |
| 大雨时行 | たいう ときどきにふる | 第叁十六候 | 8月2日顷 | |
| 立秋 | 凉风至 | すずかぜ いたる | 第叁十七候 | 8月7日顷 |
| 寒蝉鸣 | ひぐらし なく | 第叁十八候 | 8月12日顷 | |
| 蒙雾升降 | ふかききり まとう | 第叁十九候 | 8月17日顷 | |
| 処暑 | 绵柎开 | わたのはなしべ ひらく | 第四十候 | 8月23日顷 |
| 天地始粛 | てんち はじめてさむし | 第四十一候 | 8月28日顷 | |
| 禾乃登 | こくもの すなわちみのる | 第四十二候 | 9月2日顷 | |
| 白露 | 草露白 | くさのつゆ しろし | 第四十叁候 | 9月7日顷 |
| 鶺鴒鸣 | せきれい なく | 第四十四候 | 9月12日顷 | |
| 玄鸟去 | つばめ さる | 第四十五候 | 9月17日顷 | |
| 秋分 | 雷乃収声 | かみなり すなわちこえをおさむ | 第四十六候 | 9月23日顷 |
| 蛰虫坏戸 | むし かくれてとをふさぐ | 第四十七候 | 9月28日顷 | |
| 水始涸 | みず はじめてかるる | 第四十八候 | 10月3日顷 | |
| 寒露 | こうがん きたる | 鸿雁来 | 第四十九候 | 10月8日顷 |
| 菊花开 | きくのはな ひらく | 第五十候 | 10月13日顷 | |
| 蟋蟀在戸 | きりぎりす とにあり | 第五十一候 | 10月18日顷 | |
| 霜降 | 霜始降 | しも はじめてふる | 第五十二候 | 10月23日顷 |
| 霎时施 | こさめ ときどきふる | 第五十叁候 | 10月28日顷 | |
| 枫蔦黄 | もみじ つた きばむ | 第五十四候 | 11月2日顷 | |
| 立冬 | 山茶始开 | つばき はじめてひらく | 第五十五候 | 11月7日顷 |
| 地始冻 | ち はじめてこおる | 第五十六候 | 11月12日顷 | |
| 金盏香 | きんせんか さく | 第五十七候 | 11月17日顷 | |
| 小雪 | 虹蔵不见 | にじ かくれてみえず | 第五十八候 | 11月22日顷 |
| 朔风払叶 | きたかぜ このはをはらう | 第五十九候 | 11月27日顷 | |
| 橘始黄 | たちばな はじめてきばむ | 第六十候 | 12月2日顷 | |
| 大雪 | 闭塞成冬 | そらさむく ふゆとなる | 第六十一候 | 12月7日顷 |
| 熊蛰穴 | くま あなにこもる | 第六十二候 | 12月12日顷 | |
| 鱖鱼群 | さけのうお むらがる | 第六十叁候 | 12月17日顷 | |
| 冬至 | 乃东生 | なつかくれくさ しょうず | 第六十四候 | 12月22日顷 |
| 麋角解 | さわしかのつの おつる | 第六十五候 | 12月27日顷 | |
| 雪下出麦 | ゆきくだりて むぎのびる | 第六十六候 | 1月1日顷 | |
| 小寒 | 芹乃栄 | せり すなわちさかう | 第六十七候 | 1月5日顷 |
| 水泉动 | しみず あたたかをふくむ | 第六十八候 | 1月10日顷 | |
| 雉始雊 | きじ はじめてなく | 第六十九候 | 1月15日顷 | |
| 大寒 | 款冬华 | ふきのはな さく | 第七十候 | 1月20日顷 |
| 水沢腹坚 | さわのみず こおりつめる | 第七十一候 | 1月25日顷 | |
| 鶏始乳 | にわとり はじめてとやにつく | 第七十二候 | 1月30日顷 | |
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